初家村での最初の体験

初家(チュージア)は、山東省莱州市驿道鎮にある100年以上の歴史を持つ古村落で、四方を山に囲まれ、かつては外界と隔絶されていた。数年にわたる継続的な整備により、かつての荒廃した姿から一新され、山東省の美しい農村建設の模範の一つとなった。
農村改造に使われるお金は、すべて地方財政と住民の血と汗の結晶である。この村は設計者の実験場ではなく、設計には敬意と謙虚さが求められる。存在するものは意味があり、存在しないものにも意味がある。計画を最優先し、一貫性のある設計が基本だ。
しかし、よく見ると設計にはいくつかの問題点がある。
山頂にインフィニティプールを建設したが、水不足のため中断され、未完成のまま放置されている。
新しい建物を追加して品質向上を図るのはよいが、地域の特色を活かすべきである。他地域の「良さ」を無理に持ち込むべきではない。
例えば、四合院はこの地域の伝統的建築ではない。
二階建ての建物も地元の特色とは異なる。
そしてこの廊橋は、長江流域のスタイルであり、この地には合わない。
わざと荒れた感じを出す必要はない。この城門は新しく建てられたのに、わざと古めかしく作られている。新しい農村の活気をどこに見せられるのだろうか?